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「自分らしさ」とは。最終回


個性ってなにですか?

突然ですが、この記事を読んでくださっている方に質問です。

 

Q: あなたの自分らしさ、個性って何ですか?


「自分らしさ」「個性」って求められれば求められるほど、わからなくなったりしたものですが、20代から30代に近づき、30代を経て40代になるにつれ、それが見えてきました。

 

今日は「自分らしさ」とは。の完結編です。

 

人と同じことを探しているのかも

若い頃は個性って言われても、個性や自分らしさなんて全くわかりませんでした。


学生の頃、同級生の中に外国籍の子がいたり、もともと髪の毛が茶色の子がいたりする中で
「日本に生まれ、両親に育てられ、幼稚園→小学校→高校に進み、今。」そう考えるとありきたりな人生で個性なんて何も見つかりませんでした。

でも年を重ね、あるとき気が付いたのです。

大きな範囲で自分を見るから「周りと同じ」って思うのであって、1つ1つの時代を細かく振り返ると「必ずしも同じではない」のです。

 

 

客観的に自分を知る時間の大切さ

例えば、同じ年に同じ地域で生まれ、同じ家族・兄弟構成のAさんとBさんいるとします。

 


Aさんは、地域の小学校・中学校を卒業し高校・大学に進学し、有名企業に就職。20代の内に結婚しマイホームを建て貯えもある生活をしている。

 

Bさんは、地域の小学校・中学校を卒業し高校・大学に進学するも、ある時から人を傷つける言動を繰り返してしまい、職も定着できずにいる。

(「Aさん・Bさんどちらが幸せか」という話ではありません)


「同じ年同じ場所で、母親から人として生まれ、生まれた直後は同じはずなのに、どこでこの2人の人生がそれぞれこうなってしまったのだろう」と考え、10代・20代・30代それぞれを探ると、Bさんは、どこかのタイミングで人に傷づけられ、人を憎み、人を信じるということができなくなった・・。という経緯があるかもしれません。

 


少し、例えとして分かり難いかもしれませんが、「今まで自分が経験し、体得してきたこと」がその人の「自分らしさ」や「個性」になると思うのです。

過去を知り何ができるか
上記の例では、BさんはAさんと比較して「Aさんがうらやましい」「自分なんて・・」と思ってしまうかもしれません。
でも、ものは考えようでBさんのは「人がひとから受ける辛さ、苦しさを知っている」ともなるのです。

Bさんがこれまで経験した辛さ苦しい経験をもとに、同じ苦しみを抱える人を相手にカウンセリングの仕事を始める(経験をアウトプットする)事ができるかもしれません。この「経験を生かしてこれからを作る」ことが個性・自分らしさになると思います。

「自分に自信がない」、「私はなにやってもダメだ。」「ぜんぜん可愛くない」など、

自信が持てないけど、毎日眺める憧れの毎日や人がいるのなら、まずは自分自身をもっともっと振り返り、見つめなおしてみてください。


鏡の前で今までよりも自分を見つめる時間を長めにする、鏡の前で最初は無理やりにでも笑顔を作ってみる。

少し鏡に映る自分自身に慣れてきたら、あとは少しずつ憧れに向かって加速していけますよ。

 

 

中山景太写真スタジオ事務所では「自分に自信が持てる、背中を押せる」プロフィール写真撮影をご提供しています。
写真撮影はどうも苦手。という方でもゆっくり時間をかけながら撮影を進めますので大丈夫です。

「自分じゃないような自分の写真」を持った時、目の前の世界が変わります。