· 

1周まわって急速充電を避けつつある話

 今日はちょっとだけ、ゆっくり出来る時間が持てたので久しぶりに身の回りの事を記事にしてみようとPCを立ち上げました。

 今朝もリチウムイオン電池が原因でごみ処理場が火災になったとニュースで流れているほど、すっかり日常の中にはいっているバッテリー。

 

一言にバッテリーと言えど、その種類はリチウムイオン電池、ニッケル水素電池、ニカド電池など色々な種類があり、平成時代頃までは充電式電池=ニッケル水素電池が主流だったように思いますが、今では身近な充電池=リチウムイオン電池になっているように感じます。

カメラの充電池も、iphoneのバッテリーもリチウムイオン充電池です。


日常生活の中にある充電池の中で、乾電池のカタチをした充電池以外の多くはリチウムイオン充電池だと思います。

充電池(バッテリー)にも色々な種類があると言いましたが、その種類に適した使い方をすることで長く使う事ができるようです。


逆を言えば、間違った使い方をするとすぐ寿命が来てしまう原因になるので、そのあたりも踏まえてお話します。

充電の仕方

乾電池と同じ形をしている事が多いニッケル水素電池やニカド電池の特長として、「メモリー効果」というものがあります。

これは、完全に放電しない状態で充電を繰り返すと充電できる容量がどんどん減るというもの。

時計など、『この間交換したのに、もう電池ないの!?』という場合はこの状況になっていると思います。

 

ニッケル水素電池やニカド電池の充電方法
バッテリーを使い切ってから充電がおススメ◎

 

一方で、この「メモリー効果」を特性に持たない身近な充電池がリチウムイオン充電池です。

長く使うという観点で分かりやすく言えば、リチウムイオン充電池は”ニッケル水素充電池と逆”という事。

 

リチウムイオン充電池は完全に使い切ってからの充電や満タンの状態での放置は寿命を縮めます。

また、「急速充電」もバッテリーの寿命を縮める原因の1つになります。

 

リチウムイオン充電池の充電方法

・バッテリー残量が20-30%のタイミングで充電

・満タンになったらすぐ充電機から外す

・長期保管をする場合は、バッテリー残量が50%くらいが理想的

・急速充電は非常時のみと考えて、日常的な急速充電はさける

 

充電方法を考える時に一緒に考えた方がいいこと

ここまで充電池の種類と特性を知ったあとに、一緒に意識したほうがいいことが充電器とコンセントをつなぐケーブルの種類です。(だんだんDEEPな話になってきた)

appleスマホやAndroidスマホなどを始め、色々な機器をつなぐケーブルにUSBケーブルのType-Cというものが増えてきています。


少し前まではUSBケーブルのType-BやMICRO-Bという形状のものが多かったのですが、この形状のケーブルは差し込む向きが決まっていて、パッと見どっちが差し込む向きか分かり難かったことや、一度に流せるデータ通信量が少なめだったこともあり、最近はより多くのデータ通信量を流せるType-Cという形状のものがメジャーになっています。

必ずしも全てのケーブルに当てはまるわけではないですが、
分かりやすく言えば、Type-B(MICRO-B含)より、Type-Cの方が流れるデータ通信量が多いため、急速充電に向いている(意図せず急速充電をしてしまう事がある)という事。

 

この形がUSB(type-B / MICRO-B)

この形がUSB(type-C)


 充電池をとにかく長く、丁寧に使っていく!とする場合は、充電方法だけでなく、コンセントと充電器をつなぐケーブルもよく知ってみたらいいのでは?

僕自身、リモコンや時計、カメラやスマホなど身の回りにある電池の殆どが充電池ですが充電池1つにそこまで気をつかえずにいましたし、何より急速充電が便利で急速充電を求めていましたが、

充電池の寿命(=買い替えコスト)を考えると充電の方法を知り、賢く使う事が必要と考えるようになりました。

 

出来るだけ、長く使って捨てる数を減らしつつ、捨てるときはルールに則りましょう。