
先日、二十歳を迎えられる娘さまの振袖前撮りをさせていただきました。
衣装はお母さまがお召になった振袖着物(ママ振袖)です。
ご家族での写真は約2年前にもスタジオでお撮りしており、久しぶりにお会いでき再びご家族の節目に立ち会えたことが嬉しかったです。
今回二十歳を迎えられた娘さまは凛とした華やかさと瑞々しさを併せ持ち、この歳にしか見られない表情をたくさん見せてくれました。
撮影の舞台となったのはご家族にとっての思い出深い場所ばかり。
幼い頃から大切な行事をされたり遊び場だった神社、お母さまが二十歳の時にお撮りになった写真と同じ場所、そして山の中にある古民家。
どの場所も温かさに包まれていて、ご家族の歴史や記憶がその場の空気に溶け込んでいるようでした。
ご両親にとっては、成長の記録が1枚1枚積み重なっていくことが何よりの喜びだと思います。
あとから見返したときに、「この頃は、こんな顔をしていたんだね」と思い出話が広がるのも写真の力だと思います。
写真を撮る中でいつも思うのは「その歳にしか出せない表情がある」ということです。
これは大人になってからも同じで、例えば40歳だから出せる表情、65歳の貫禄などもそうですが、その多くはその歳にしか出せない表情です。(同じ笑顔でもシワの表情などで違いがでます)
一瞬一瞬の姿は、時間とともに過ぎ去ってしまうからこそ、写真に残す意味と価値があるのだと感じます。

成人を迎えられた娘さまの振袖前撮りでは、ご家族との写真に加えてご両親の写真も撮らせていただきました。撮影中、並んだ2人の姿をみて娘さまが「嬉しい」と呟かれた瞬間がありました。
成人を迎えた時に、両親が元気で傍にいることは当たり前のようで、決して当たり前ではないのです。その尊さに娘さまご自身が気づき素直に喜びの言葉を聞けたときカメラを構える表情も緩みました。
撮影に関わる私たちが、一番大切で掛け替えのないものは「ひと」と「こころ」なのだと思っています。
被写体となる「ひと」がいて、その人を想う「こころ」があるから写真を撮ろうとなり、写真は生き生きと輝きます。
" 掛け替えのない瞬間を そのままの温かさで残す "
これが、【f-st.】Photo studioが何よりも大事にしている事です。
また、いつかご家族の新たな節目に立ち会えますように。
《ご利用プラン》
振袖お気軽プラン
《オプション》
- 受取カット追加
- 撮影場所追加
《撮影場所》
扶桑町 犬山市 各務原市