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私たちの想う、家族写真

 子どもの成長は本当にあっという間です。
昨日まで出来なかった事が今日は当たり前のようにできていたり。
昨日の夜と今朝でなんだか大きさが違っていたり。喋り方や仕草、立ち姿。毎日そばにいると気づきにくいけれど、振り返ると確かに「前と違う」と感じる瞬間が増えていきます。

 

本当はその1日1日を全て残しておきたい。
毎日写真を撮って”今”を逃さずに閉じこめておきたい。

そう思う親御さんも多いのではないでしょうか。

 

 

だけど現実は、そんな理想通りにはいきません。

子どもが大きくなるにつれて忙しくなる朝。時間に追われる日常。「家族のため」に働いている仕事や家事で疲れてうたた寝してしまった夜。

 

カメラを向ける余裕がない日もあれば、「明日こそ!カメラを持っておでかけしよう」って思っていたのに、結局何をしていたかもわからない程忙しくなってしまい1日が終わってしまった。そんな日が続く事もあります。

 

それは、決して「愛情が足りないから」や、「大切に思っていないから」でもありません。

ただ、毎日を必死に生きている証拠だと思います。

 

  だから、【f-st.】PhotoStudioは「毎日じゃなくてもいいから、子どもの成長を感じる節目の日は残してほしい」そう思っています。


 子育てをしている今という時間は正直なところ、写真をゆっくり見返す余裕はほとんどない事が多く、撮った写真をデータの中にいれたまま、見返すこともできず日々が過ぎていくことの方が多いと思います。

 


 

それでも、、数年後。
今よりも少しだけ、気持ちと時間に余裕が出来たある時、何気なく写真を見返したとき。

そこには、成長した子どもだけでなく、必死だった自分自身の姿も写っています。

 

「この頃、こんな表情していたんだな」

 

「そうそう、こんな風に抱っこしていたな」

 

「余裕はなかったけど、ちゃんと向き合えていたな。」

 

子どもの成長と懐かしさと同時に、あの頃の自分を少し誇らしく思える瞬間がきっと訪れます。

 

 

 写真は15年、20年後の未来の自分に「ちゃんとやっていたよ」「大丈夫だったよ」と語りかけてくれる存在です。

そして同時に、未来の子どもたちにとっても大切な贈り物になります。

「自分はこんなにも大切にされていた」

 

「こんなにも愛情を注がれて育った」

 

人の記憶はボンヤリとしたものであるのに比べ、写真は言葉よりも確かにその事実を形として伝えてくれます。

 

節目の写真は、「ただ綺麗に写っていればそれでいいというものではない」と考えます。

 

初めてのことに戸惑って泣いてしまった姿。

「大丈夫だよ」と優しく声をかけ、そっと手を差し伸べる親御さんの姿。

完璧じゃなくていい。

 

むしろ、少し不器用で不格好なくらいの方が人間らしくていい。

その瞬間にしか残せない、その家族だけの空気感と時間が写真には写ります。

 その日、その場所、その感情。

 

ちゃんと子どもを想っていたこと。

 

子どもたちがすこしずつ、確かに成長していったこと。

 

それらが写っていれば、もう十分すぎる程だと思います。

 

写真は子どものためであると同時に、未来の親御さん自身のためのものでもあります。

子どもの成長は立ち止まってはくれません。

 

だからこそ、毎日じゃなくてもいい。

 

特別な日、節目の1日をカタチに残してほしい。

 

  

 

それがスタジオに集うスタッフと、写真家としての私の願いです。