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【撮影報告】2025年 七五三写真撮影⑨

 愛知県扶桑町の【f-st.】Photo Studioでは季節を問わず、沢山のご家族から七五三撮影のご依頼をいただいています。ご承諾いただいたご家族の写真をご紹介いたします。

SNSで七五三のロケーション撮影について悩んでいる親御さんの投稿を目にしました。
当スタジオでは「遊びながら楽しみながら撮影」することを大切にしています。
ーお子さんのペースを大切にしながら、一緒に出来る方法を考えたいーと思い、SNSにコメントを残しました。それが今回の撮影の始まりです。

一般的に親御さんが感じやすい撮影前の不安ごととして以下のものが多いように感じます。

  • 初めての場所、人、音などに敏感で困ってしまったり、泣いてしまわないか。
  • ジッとできない。走り回ってしまって写真が撮れないのではないか。
  • ポーズがとれるか。
  • 緊張で笑ってくれないかも。
  • 着物が苦しくてすぐに脱ぎたがるかもしれない。
  • 見慣れない着物が嫌で着たくない、着てくれないかも。
  • 途中で疲れて眠くなったり、ぐずってしまったらどうしよう。
  • なかなかいう事きいてくれなくて時間内に十分に撮れないかも。

このようにそれぞれの親御さんが、それぞれの悩みや想いを胸に大切な1日に向き合っているということ。
『初めての場所で泣かないかな』
『笑ってくれるかな』
『着物を嫌がったらどうしよう』
その不安の奥には”この子の成長をちゃんと祝ってあげたい”という深い愛情があります。
だからこそ、当スタジオでは七五三写真撮影の答えを1つに決めず、マニュアルに当てはめず、ご家族ごとにペースや寄り道を大切にしています。10組居れば、10通りの悩みがあり、10通りの七五三があります。
泣いていたっていい。笑わなくてもいい。ジッとできなくてもいい。
大切なのは「その子と、ご家族にとって安心してお祝いできる時間であること」。写真はその時間の結果として、生まれるものだと思っています。なので、”ありのままでいい”のです。

親御さんの不安に寄り添いながら、”その子らしい七五三”を一緒に見つけていけたら嬉しいのです。

=お打合せから当日=


今回のお打合せはご自宅、お子さまにとっての”いつもの空間”でさせていただきました。


衣装を一緒に眺めたり、撮影の流れをゆっくりお伝えしたり。
この時は撮影ではなく「初めまして」の時間となるので、お子さまと少しずつ遊びながら、距離を縮めていきました。


乗り物のおもちゃを手に取ると、目がキラキラ輝いて、かくれんぼが始まると、家中に笑声が広がって、気が付けば沢山の笑顔を見せてくれました。「好きな事」「楽しいこと」の中に、その子らしさが溢れている。その瞬間こそ、写真に残したい宝物です。


=撮影当日=


撮影当日は、大好きなばぁばもご一緒でした。
お支度の時間から傍で見守り、優しく声をかけてくれたりと優しい雰囲気が流れ、その光景からご家族に注がれてきた深い愛情が伝わってきました。
お支度が出来たら、いよいよみんなで神社へ。

「この子、階段が好きなんです笑」その言葉の通り、大きな階段が続くこの神社はお気に入りのようで、何度も何度も弾むような足取りで階段を登っては降りてを繰り返しています。
まるで無限の体力を持っているように生き生きと駆け上がるその背中は小さくても、力強くて誇らしくうつります。

七五三は「この子は今日もしっかり育っている」と家族で感じる日なのだと改めて感じました。

ご家族にとって大切な日に立ち会えたことが何よりも嬉しい撮影の1日でした。

 

≪ご利用プラン≫
七五三オキガルプラン

≪オプション≫
753衣装レンタル
3歳着付け
産着レンタル

【撮影場所】伊奈波神社(岐阜市)