
前編「753で失敗しないコツ」でそれぞれの年齢に行う意味は知ったけれど、現実の子供は大人の気持ちと反比例して動き回り「とにかく大変💦」「うちの子ちゃんと出来るかな」と心配なママさんパパさんも少なくないと思います。
ここでは、これまで沢山のご家庭の753をご一緒してきた経験から、「753で悔いを残さないコツ」をお教えします。
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- 753で悔いを残さないコツ
- お金はトータルいくらくらいかかる?
- お得に753を迎えるコツ
753で悔いを残さないコツ
準備の取り掛かりはとにかく早めに!
753について調べ始めると「11月15日 753」というワードにたどりつきます。
確かに753は11月15日とされていますので、何も間違いではありません。
ただ、この日付をどこまで意識するかで、ここから”理想と現実(別名”ゆとりと焦り”)の乖離が始まっていきます。
今この記事を読んでくださっている方には「753って大変💦」とイメージする方もいると思います。何が大変かといえば、「ちゃんと衣装を着てくれるかな」「動き回ってケガしないかな」「他人に迷惑かけるようなことにならないかな」など、”心配事がつきない”からだと思います。
まず、大前提には男の子、女の子ともに3歳、5歳のころは大人の思い通りに動いてくれない事が多いです。そして7歳は動き回るようなことは少ないですが、多感な時期に入ってくる子もいますので、それはそれで大人の思うように動いてくれない事があります。
そして、753当日。
11月15日前後の週末は人気の神社を中心に各地、終日神社境内は混みあいます。
混みあう境内で写真も残したいし、ご祈祷もしてもらわなくちゃいけないけど、子供ちゃんはいう事聞いてくれない。焦りと疲れが募り、いつの間にか大人の表情も歪み、その表情をみて子供ちゃんも不安になる。この辺りが753の現実と「753は大変💦」のイメージの元でしょうか。
当日のゆとりの為に
当日子どもを含めて大人も全員が気持ちにゆとりを持つために、とにかく準備は早めに取り掛かりましょう。
① 「写真」「ご祈祷」「親族顔合わせ」「ご予算」・・何を最優先するか
② 日取り決め
③ 衣装をどうするか
④ ご祈祷してもらう神社決め
⑤ 写真撮影の予約
項目① なにを優先していくかを決める
成長儀礼である753を一緒に参加してお祝いしたいというご親族が多ければ多いほど、日取り決めは大変になりますが、「写真」「ご祈祷場所」「親族顔合わせ」「予算」など何を主軸にしてきめていくかを最初に決めた方がスムーズです。
「写真うつり」を優先するのであれば、ご祈祷してもらう時期を平日にするのか、週末にするのかがキーの1つになります。
11/15付近の週末はどの神社も大変な混雑になり、他人が多ければ多いほどどうしても”気持ちのゆとり”は削られがちになります。→ ②”日取り決め”へ
「ご祈祷場所」を優先する場合は、神社のご祈祷受付期間や、時期の確認が必要です。
神社によって時期問わず「753」としてご祈祷を受け付けている所もありますし、秋以外は「健康祈願」など名前が変わるところもあるでしょう。また、”第〇日曜日のみ”など限定的なとこともあります。神社が決まれば、②”日取り決め”へ
「親族顔合わせ」を優先したいご家庭もあるでしょう。
パパさんママさんそれぞれの親族が遠方にお住まいだけど、”この機会に顔を見せたい”とすれば、参加される親族のご都合から「時期はいつがいいか」を決めていくことになります。
もしくは「少しでも費用を抑えたい」というご家庭も多いはず。
「衣装を借りる」「写真もプロにお願いしたい」「衣装着付けもおねがいしたい」などの場合、
最繁忙期にあたる11/15に近ければ近いほど、料金は割高になりやすいです。
逆を言えば、ハイシーズンを避ければレンタル衣装代金や、着付けなどのお支度代金、撮影料金も繁忙期よりも割安でお願いできる可能性がグンっと広がります。
その分、お食事会やパパさん、ママさんの身支度などに回すこともできてきます。
項目② 日取り決め
次に、実際ご祈祷や写真撮影を行う日をいつにするかを考えましょう。
神社も撮影も依頼が集中する週末はやはり混在します。
「パパのお仕事の都合上、土日しか難しい」場合は、ハイシーズンを避けた9月末~10月末や2月~5月に753を計画することも賢い選択と言えます。
項目③ 衣装をどうするか
3歳の七五三は女の子は被布、男の子は袴・被布、5歳男の子は袴、7歳女の子は着物とされるなど、年齢に応じた一般的な衣装があります。着物が日常の衣装だった昔は「どうしようか」と考えるほどのものではなかったかもしれませんが、着物を普段着としていない人の多い現代では『753の衣装』をどうするかも決める必要があります。
選択肢1 親戚間で使用している衣装を使う
メリット
性別や身長が殆ど大差ない場合は一番コスパがいいとおもいます。
デメリット
好みの色・柄にできない可能性があります。また保管状態によって必要な小物類が足りない!という事もあります。
選択肢2 将来を見据えて呉服屋さんで買う
メリット
呉服屋さんの着物は高級品ではありますが、それは職人さんが織っていますので刺繍などの装飾細部まで”いいもの”ですし、生地も本物です。しかしその分ちゃんと保管すれば世代を超えて着ることができるので、長い目で見ればコスパが良いともいえます。
デメリット
本物なので、金額は高価になります。
また、うっかり汚してしまった場合も自宅で洗濯はできず、クリーニング屋さんにお願いすることになります。クリーニング屋さんも”プラス料金”がかかる所が多いです。
選択肢3-1 ネットのレンタル衣装を使う
メリット
日本中どこにいても、離れた場所のものが利用できる今はネットレンタルも便利です。
ネットレンタルに特化したお店では効率を重視して、ナイロン生地をメインに作られているものがあり、”本物”に比べるとレンタル料金も安いところがあります。
デメリット
”本物”にこだわる方からすれば、ネットレンタルの生地は正絹でないことが多いため”安物”や”おもちゃみたい”と思われることもあるかもしれません。また、インターネットという性質から実際に手に取って衣装を事前に確認することができないお店が多いです。
選択肢3-2 実際に手に取って試しながら決めるレンタル衣装を使う
メリット
実際に借りる前に目で見ることができるので、似合う衣装をしっかり確認することができます。
また、レンタル衣装なので、保管場所に困ることはありません。
また、少しでしたら汚れてしまった場合でもクリーニング料金が追加でかかることもないでしょう。(派手に汚れてしまったり、壊してしまった場合は追加料金がかかることもありそう)
デメリット
お店によっては、正絹生地のレンタルや、ナイロン生地のみのレンタルもあると思いますので、
価格帯の幅が大きいように思います。
【f-st.】Photo studio 753レンタル衣装合わせ&撮影相談イベント開催
項目④ 神社決め
ご祈祷してもらう神社も決めていきましょう。
お家庭によっては、代々「我が家はここでお願いしている」という神社もあるでしょうし、子供の成長を願う内容にあった神社を選ぶ方もいるでしょう。また、SNSなどを意識した「映える神社」を選ぶ方もいると思います。
この神社を選ぶときに頭の片隅で意識してほしいのが「週末と平日の混雑の違い」と「ご祈祷を毎日行っているか」です。ご祈祷は週末だけ行っているところもあります。
特に七五三の写真写りを大切に思うご家庭は「他の参拝者が多くゆっくり参拝、撮影できなかった」とならないように日程と神社を慎重に決めましょう。
どの神社がいいのか分からない方は、写真目線でお住まいの地域からのおすすめ神社などもご提案できますのでご連絡ください。
項目⑤ 写真撮影の予約
前編でもお話しましたが、753は子供の成長儀礼の1つのため、753のご祈祷と一緒に写真撮影をされる方が多いです。写真撮影そのものはご家族内で済ませても問題ありませんが、家族全員が移った写真は当然自撮りはできませんし、混雑した神社境内で三脚を立てての撮影は他の方に迷惑になってしまいます。また、撮り手のパパやママが写っていない写真も大きくなってから振り返ると「この時パパ居なかったの?」と思ってしまうなど寂しいものです。
753ならではの衣装を着ての写真撮影はプロに任せましょう。
ここでのポイントは撮影の時期をずらすことです。
11月など753ハイシーズンは神社もスタジオも混雑します。
その結果、待ち時間が長かったり、”満足な対応をしてもらえなかった”という声も多く聞くシーズンです。
また、他の利用者が多い=レンタル衣装なども争奪戦になりまます。
出来る限り、自分たちの想い通りの写真を残したい場合は、写真撮影は春に済ませてご祈祷は別日に行うなどハイシーズンを避けての写真撮影・ご祈祷がお勧めです。
お金はトータルいくらかかる?
七五三のご祈祷料は神社などによって異なりますが、一般的には1人5,000~10,000円のところが多いです。これに、衣装代、写真撮影が加わります。7歳女の子を例に内訳のイメージを出してみます。
■一般的な例(7歳/1人)
- ご祈祷料:10,000円
- レンタル衣装:15,000円
- 美容院ヘアセット:4,000円
- 美容院着物着付:7,000円
- プロカメラマン写真撮影:30,000円
- 写真データや台紙アルバムなど:50,000円
合計:126,500円(税別:115,000円)
もちろん、この金額よりも高いお店もあると思いますし、お安いお店もあるとおもいます。
【f-st.】Photo studioの場合
つづいて【f-st.】Photo studioで写真撮影とお支度をご依頼いただいた場合いくらくらいになるのかも出してみました。
■一般的な例(7歳/1人)
- ご祈祷料:10,000円
- レンタル衣装:15,000円
- 出張ヘアセット:7,000円
- 出張着付:7,000円
- レギュラープラン(撮影+データ70カット+台紙):38,000円
- 台紙:レギュラープランに含まれるため0円
合計:84,700円(税別:77,000円)
お着物を既にお持ちの場合や、着付けなどがご両親などで出来る場合はその分お安くなります。
参考 【f-st.】Photo Studio753撮影プランの比較
753をお得に迎えるコツ
753を知ると冒頭の「753って大変そう」というイメージが拭えないかもしれません。
ですが、この記事で伝えたいのは「早めに準備に取り掛かれば賢く、お得に753を迎えられるよ」という事です。
神社も美容院もレンタル衣装も、写真撮影も10月下旬頃から11月末頃まで混雑し、衣装のお店も神社スタッフも美容院も、写真スタジオも、みんな人間ですから時にはゆとりのある対応ができないこともあります。(実際大手写真スタジオの裏側はまさに戦場です)
そのため、『まだ先・・』と考えず早めに753の準備をしたり、時期をずらすことで費用を抑えつつ、ゆとりが期待できます。
例えば、【f-st.】Photo
Studioでは毎年10月第4土曜日~12月第2日曜日までの土日祝は撮影プラン料金に加えて土日祝料金必要ですが、1月~10月半ばの土日祝は神社の参拝者も少なく美容師さんも撮影予約もハイシーズンの週末祝日に比べると断然決まりやすい上に、土日祝料金が加算されることはありません。
また、撮影日から3カ月以上早くにお申込みいただく事で季節問わずプラン料金から割引になる早割りも適用できます。
「753は秋にやるもの」という思い込みを外して、早めに準備してお得に当日を迎えることでご家族全員が最高の表情と思い出を残すことへの近道になります。
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いつでもお気軽にご連絡ください。最高の七五三と写真を残せますように。