人はなぜ自然な笑顔にひかれるのか
「昔の家族写真って、みんな少し固い表情が多かったですよね。」
先日、そんな話題があがりました。
昭和や平成のアルバムを開くと、お父さんもお母さんも、子どもたちも、きちんとカメラを見て口を閉じている写真が多く残っています。
しかしそれは、決して「笑ってはいけなかった」という訳ではありません。
当時の写真は、「きちんと写ること」が一番大切という考え方がありました。
一方で、今の家族写真を見るとどうでしょう。
お子さんがお父さんを見て笑っていたり、お母さんが優しく見守っていたり。
全員がカメラを見ていなくても、「この写真、いいね。」と感じる方が増えています。
この変化は、単なる流行ではなく、
実は、私たちが写真に求めるもの そのものが変わってきたのだと思います。
「きれいな写真」から「思い出せる写真」へ
昔は写真を撮る機会そのものが少なく、一枚一枚が特別でした。
なにより、デジタルではなく24枚撮りフィルムなど撮れる数に縛りがある時代でした。
だからこそ、
「目をつぶらないように。」
「ちゃんと前を向いて。」
「動かないで。」
そんな言葉が自然と飛び交っていました。
写真は「失敗しないこと」が大切だったのだと思います。
しかし今は、スマートフォンで毎日のように写真を撮れるように気軽に写真を誰でも残せるようになりました。
だからこそ、写真館に求められる価値も少しずつ変わってきているように思います。
今、多くのご家族が求めているのは、
「あの日の空気まで思い出せる写真」ではないでしょうか。
人は、なぜ自然な笑顔を見ると安心するのか
人は相手の表情から、言葉以上にたくさんの情報を受け取っています。
自然な笑顔を見ると、
「この人は安心している。」
「ここは安全な場所なんだ。」
そんなことを無意識に感じるのだそうです。
これは家族でも同じです。
子どもが安心して笑っている姿を見ると、親も自然と笑顔になります。
その笑顔を見て、また子どもも安心する。
そんな小さな安心が積み重なって、その場の空気がやわらかくなっていきます。
だからf-st. Photo studioは、撮影中に無理に笑わせることをあまりしません。
まず大切なのは、
「この場所なら大丈夫。」
そう感じてもらうことです。
「はい、笑って!」では残らないもの
写真館へ行くと、
「笑ってください!」
と言われるイメージが残っている方も少なくありません。
もちろん、その一声が必要な場面もあります。
でも、本当に心に残る写真は、その一瞬前や、その直後にあることが多いと感じています。
お父さんと目が合って笑った瞬間。
お母さんに抱きついた瞬間。
兄弟で顔を見合わせて笑った瞬間。
そんな何気ない時間には、その家族らしさが自然と写っています。
ぼくらは、その瞬間を大切にしています。
子どもは「笑わせる」と笑わない
小さなお子さんを撮影していると、こんな場面によく出会います。
「笑って!」
と言われるほど、表情が固くなる子。
いや、これはお子さんに限ったものではないですね。
反対に、撮影とは関係ない話をしていると、突然声を出して笑い始める子。
子どもは、大人が思う以上に空気を感じています。
だから、まずは遊んだり、お話ししたり、その子のペースを大切にすることが、自然な笑顔につながります。
その笑顔は、作られた笑顔ではなく、
「楽しかった~。」
という記憶そのものになります。
家族写真は、未来の家族への贈りもの
家族写真は、「今」のために撮るものだと思われがちですが、僕らは少し違うように感じています。
10年後。
20年後。
アルバムを開いたとき、
「この時、本当によく笑っていたね。」
「こんなに小さかったんだね。」
そんな会話が自然と始まる写真こそ、本当の家族写真ではないでしょうか。
写っているのは表情だけではありません。
その家族の空気。
関係性。
安心感。
そして、その時代の幸せまで、一枚の写真には残っています。
江南市・扶桑町・犬山市・一宮市で家族写真をご検討の方へ
七五三、お宮参り、誕生日、入学・卒業、何気ない家族の節目。
どんな撮影でも、f-st.Photo Studioが一番大切にしているのは、
「笑顔を作ること」ではなく、
「自然と笑顔になれる時間をつくること」です。
写真は、未来の家族へ贈る大切な記録。
だからこそ、そのご家族らしい空気まで残せる一枚を、一緒に撮影できたら嬉しく思います。
写真撮影を検討しているけど気になることや、「うちの子、人見知りだけど大丈夫かな?」というご相談も、お気軽にお問い合わせください^-^
